日頃よりRAINMAKER PROJECTにご理解、ご協力をいただき、誠にありがとうございます。
先日、ケニアから主要スタッフ、マルク・リゴディスが帰ってきました。
本日は彼がまとめた簡単なレポートを皆さんにお伝えしたいと思います。昨年三月下旬にナイロビの東南約30kmにあるAhtI River(アッシ・リバー)で行った粘土団子散布により、アカシアや野菜の芽が出、順調に生育していることを前回のリポートでご紹介しました。
今回は、そのアッシ・リバーへ行ってみました。
(+)プラス面
アカシアの木の中には150cmまで育ったものがあった。
(写真/今の季節は日本の秋にあたるので、葉っぱを落としています)
(-)マイナス面
動物から芽を守るために作られていた柵はなくなっていた。おそらく壊した柵で炭を作ろうとしたのだと思われる。
同じ理由から、何本かの大きく育った木が切られていた。
また、昨年9月に播種したFunyula(フニュラ)地区へも行ってみました。
(+)プラス面
我々が播種した木は非常によく育ち、平均50~60cmになっていた。
その中で最もよく育った木は6ヶ月で250cmにまで伸びていた。
(-)マイナス面
我々が播種した場所のうちの2カ所は荒されていた。(根こそぎ引き抜かれたり、牛や羊のような動物に食べられたりしていた)
今回は、新たにNyanza(ニャンザ)地区で、トライアルを行いました。
[Rongo in Nyanza]
- 粘土団子づくりのワークショップと散布(2007/3/25~27)
約10人程度のニャンザ現地住民とRainmaker Kenya スタッフ4名が以下の種をまぜた粘土団子を作り、散布した。(写真)
Makuhamia Lutea 3Kg
Cassia Siamia 3Kg
Cassia Spectanilis 2Kg
Sesbania Sesban 2K
Tamarindus Indica 2Kg
Croton Megalocaspus 2Kg
Leucalna Leucocephala 2Kg
Cupressus Lushanica 2Kg
Spathodea Campanulete 2Kg
Casavina Equisetizolia 2Kg 合計10種類 22kg
- トライアルを終えて
M.バーナード氏の苗木畑に新しい粘土団子センターを作ることが決定。
同センターは「リハビリテーション・グループ」-植林活動を行っている30人の女性グループ と共同運営される。
ニャンザ地区は以前、大森林地帯で、大規模な樹木の伐採が行われた地域である。なかには、早急な緑化が必要な場所もある。(写真)
以上簡単ではありますが、取り急ぎご報告させていただきます。
5月にはケニアでのもう1人の主要スタッフ、リリー・オデロが来日する予定です。
報告を兼ねたイベントも計画していますので改めましてご連絡させていただきます。
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